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治療を円滑に進める

女医

再発しないための工夫

診断された患者さんの過半数は、内因性うつ病を患っていますが、自然治癒することが多く、その経過は3ヶ月足らずのこともあれば、10年以上かかることもあります。大概の患者さんは、症状が現れた時の出来事と関連付け、それを原因だと考えています。しかし、精神科・心療内科では単なるきっかけや、状況でしかない見方をしています。症状としては、意欲低下や思考制止、身体感覚の異常などがあり、制止はかなり特徴的なもので、考えが浮かばない、決断できないといった訴えが多いようです。身体感覚の異常が現れる場合、内科や外科、耳鼻科などを転々とするドクターショッピングに陥ることもあります。諸々の症状は、切れ目なく続くということは少なく、気分がいい晴れ間があることも多いようです。こうした典型的なうつ病には、抗うつ薬を使っていますが、主たる目的は、自然治癒過程の促進です。薬物療法がうまくいけば、運動療法や行動活性化療法が有力となり、患者さんが苦手とする性格要因に踏みこむ必要もなくなります。そのためには、抗うつ薬を十分量、十分な期間投与し、欠かさず服用するよう指導しています。しかし、喉元過ぎれば熱さを忘れる性格であるならば、反復性うつ病の再発も見られます。正直な話、適切な指導をしても、努力するのは患者さん自身なのです。軽くなったから服用を中止、もとの生活レベルに近い状態に戻れることもありますが、完治とは違います。再発しやすいという特徴があることを知っておき、重要なのは、中途半端に治療を受けないことです。精神科や心療内科の医師が、うつ病に罹らないのは何故なのか、それは自分なりの方法でメンタルヘルスを維持できているからです。治療のためだけに病院を利用するのではなく、罹らないための医師監修のセミナーに参加することも一法です。他にも、没頭することで嫌なことを忘れることができるのは趣味の時間と言われています。スポーツや音楽などは、副作用のない逃避手段としても医療機関で推進しているほどです。ですが、健全な逃避手段であるにも関わらず、お酒や煙草といった逃避手段にハマることがあるかもしれません。依存性を断ち切るために、専門外来を受診することも可能で、メンタルヘルスを維持できるよう、禁煙や禁酒のための治療院もあります。また、孤独やストレスを溜め込みやすいのもうつ病の特徴で、家庭内ストレスを抱えないことは治療に有効と言われています。そのため、同じ気持ちを共有できる集会や交流会が院内で開催されることもあり、参加を促す医師もいるようです。患者さん同士が仲良くなれば、家庭を持っていない一人暮らしの孤独から救われることもあります。サポートする家族が参加すれば、どんな風に接しているのかを客観的に捉えることができ、知識や情報を収集できます。担当医について、治療している医療機関について、こうした情報交換の場にもなるので、院内の催しがないのかをチェックしてみるのはオススメです。医療機関の中には、音楽会なども開催している場合もあるので、副作用のない健全な逃避手段に活用することもできそうです。

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